フードプロセッサーは、みじん切りやおろしなど面倒な下ごしらえを短時間で済ませられる便利な調理家電です。

ただ、使ったあとのパーツが多かったり、細かな部分に食材が残ったりすると、洗うのが面倒になってだんだん使わなくなることも。

わが家では、山本電気のフードプロセッサー「MICHIBA KITCHEN PRODUCT」を2013年頃から使っています。さらに、2019〜2020年頃からはブラウンの「マルチクイック7」も使っており、用途によって使い分けています。

2台を使って感じるのは、同じフードプロセッサーでも、パーツの数や構造によってお手入れのしやすさがかなり違うということ。

この記事では、長年使っている2台の感想を中心に、食洗機対応やガラスボウル、コンパクトタイプなど、洗いやすさを考えて選びたいフードプロセッサーを紹介します。

この記事の目次

洗いやすいフードプロセッサーおすすめ6選【比較表】

今回紹介する6商品をまとめました。

商品お手入れ・特徴こんな人に
山本電気 MasterCut MB-MM56パーツが比較的シンプル手洗いしやすさを重視
Panasonic MK-K82本体・へら付きブラシ以外は食洗機対応食洗機を使いたい
ブラウン マルチクイック7 MQ7085XBGブレンダー+FPで多機能スープや千切りにも使いたい
レコルト カプセルカッター ボンヌ500mlのコンパクトタイプ少量調理が中心
ラッセルホブス 4ブレードミニチョッパーにおいがつきにくいガラスボウル肉や魚のみじん切りにも使いたい
クイジナート DLC-192J3〜4人分向けの大容量一度にたくさん調理したい

筆者が実際に使っているのは、山本電気の旧モデル「MB-MM91」とブラウン マルチクイック7の旧モデルです。

フードプロセッサー部分だけを比べると、個人的には山本電気のほうがお手入れしやすいと感じています。

一方、温かいスープを鍋の中で撹拌したり、千切りをしたりするときにはブラウンが便利です。

また、できるだけ手洗いを減らしたいなら食洗機対応のPanasonic、においや油汚れが気になるならガラスボウルを採用したラッセルホブスという選択肢もあります。

「洗いやすい」だけで決めるのではなく、普段どんな料理に使いたいかまで考えて選ぶのがおすすめです。

約13年使っている山本電気のフードプロセッサーは洗いやすい?

使用している山本電気 MICHIBA KITCHEN PRODUCT

わが家で使っているのは、山本電気の「MICHIBA KITCHEN PRODUCT」です。

購入したのは2013年頃。フードプロセッサーを選ぶときに、みじん切りだけでなくおろしにも使えるところがいいと思ったのが購入した理由でした。

実際にはみじん切りに使うことが一番多く、大根や玉ねぎをおろしたり、スムージーを作ったりするときにも使っています。

購入から10年以上経っていますが、現在まで故障はありません。

パーツが少なく普段のお手入れがラク

洗うパーツを並べたところ

長く使い続けられている理由のひとつが、洗うのがそれほど面倒ではないことです。

普段のみじん切りなら使うパーツが比較的少なく、使い終わったあとの片付けもシンプル。

フードプロセッサーは出すのも洗うのも面倒だと使わなくなりがちですが、このくらいなら負担に感じにくく、今でもみじん切りなどによく使っています。

普段使う刃は洗いやすい

フードプロセッサーの刃

普段みじん切りなどに使っている刃は、それほど洗いにくさを感じません。

食材を取り除いて洗えばよく、この部分のお手入れを面倒に感じることはあまりありません。

ただし刃物なので、洗う際は直接刃に手を当てないよう注意が必要です。

おろし用の刃は少し洗いにくい

おろし用の刃

一方、おろし用の刃は通常の刃より少し洗いにくく感じます。

大根や玉ねぎをおろせるのは便利で、購入時にも魅力に感じた機能ですが、細かな部分に食材が残ることがあります。

すべてのパーツが同じように洗いやすいわけではなく、使うアタッチメントによって差があります。

10年以上使っても故障なし。蓋には経年変化も

現在の蓋の状態

2013年頃から使っていますが、今のところ故障はありません。

特に気に入っているのが、パワフルでタフなところです。

さすがに新品のままというわけではなく、プラスチック製の蓋は以前より白っぽくなってきました。それでも動作には問題なく、現在も普段の料理に使っています。

耐久性は使用頻度や使い方によって変わりますが、少なくともわが家のMB-MM91は長く使えています。

使って分かった気になるところ

長く使っていて気になるのは、

  • 温かい食材を入れたまま運転できない
  • ジュース作りには向かない
  • 千切りができない

といったところです。

特に温かいスープを作るときには、鍋の中でそのまま撹拌できるブラウンのハンドブレンダーを使っています。

また、筆者が所有しているMB-MM91では千切りができないので、千切りもブラウンの出番です。

それでも、よく使うみじん切りやおろしができて、お手入れもそれほど負担にならないので、買い替えることになっても山本電気はまた候補にしたいと思っています。

現在購入するならMasterCut MB-MM56

筆者が使っているMB-MM91は旧モデルなので、これから購入する場合は現行の「MICHIBA MasterCut MB-MM56」が候補になります。

MB-MM56は、刻む・混ぜる・する・練る・潰す・砕く・おろす・泡立てるの1台8役。

標準セットには千切り用パーツは付属しませんが、別売りのスライサーキットを追加すればスライス・千切りにも対応できます。

なお、ここまで紹介した洗いやすさや耐久性についての感想は、筆者が所有する旧モデルMB-MM91を使って感じたものです。

ブラウン マルチクイック7|ブレンダーは洗いやすいがFP部分は部品多め

使用しているブラウン マルチクイック7

山本電気とは別に、ブラウンの「マルチクイック7」も2019〜2020年頃から使っています。

購入した理由は、千切りにも使える点と温かいスープなどに使えるハンドブレンダーが欲しかったから

現在はフードプロセッサーより、ブレンダーとして使うことのほうが多いです。

ブレンダー部分はお手入れしやすい

ブレンダー部分

マルチクイック7で気に入っているのが、ブレンダー部分のお手入れのしやすさです。

普段は使い終わったら、容器に水と少量の洗剤を入れ、ブレンダーを回して汚れを落としています。

この方法なら刃の周辺についた汚れを落としやすく、ブレンダー部分を洗うのはそれほど面倒に感じません。

フードプロセッサー部分なら山本電気のほうがラク

ブラウンのフードプロセッサー用パーツ

一方、フードプロセッサーとして使うと印象は少し変わります。

ブラウンは千切りなどいろいろな調理ができる反面、山本電気と比べると部品が多めです。

久しぶりに使うと「この部品はどの調理で使うんだったかな?」と分からなくなることも。

多機能なのはメリットですが、フードプロセッサー部分だけなら、個人的には山本電気のほうが扱いやすいと感じています。

白いパーツはニンジンの色が移った

色移りしたパーツ

長く使っていて気になったのが、白いパーツへの色移りです。

ニンジンに使ったところ、刃の白い部分にオレンジ色が移ってしまいました。

使用には問題ありませんが、白いパーツなので着色は目立ちます。

温かいスープや千切りに使えるのが便利

それでもブラウンを使い続けているのは、山本電気ではできない調理を補ってくれるからです。

特に便利なのが、鍋の中で温かい食材をそのまま撹拌できること。

ポタージュなどを作るときは、鍋から別の容器に移さずブレンダーを入れて使えるので、この用途ではブラウンを使います。

千切りができるのも購入した理由のひとつです。

ブレンダーとしてなら、また購入したいと思っています。

フードプロセッサーとして考えても、多少部品が増えてもブレンダーや千切りまで1台で済ませたい人なら候補になります。

現在ならMQ7085XBGが多機能

筆者が使っているマルチクイック7は旧モデルですが、現在もマルチクイック7シリーズが販売されています。

なかでも「MQ7085XBG」は、ハンドブレンダーのほか、1.5Lのフードプロセッサーやチョッパーなどが付属。

フードプロセッサーでは、スライス、太・細の千切り、おろし、こねるといった調理にも対応しています。

山本電気とブラウン、洗いやすいのはどっち?

山本電気とブラウンを並べたところ

実際に両方使ってみると、どちらが便利かは用途によって変わります。

比較山本電気 MB-MM91ブラウン マルチクイック7
FP部分のお手入れ△ 部品が多め
みじん切りよく使う
千切り×
温かいスープ×
主な使い方みじん切り・おろしブレンダー・千切り

フードプロセッサーとしてシンプルに使いたいなら、個人的には山本電気のほうが好みです。

一方、ブラウンは部品が増えるものの、ブレンダーや千切りなど山本電気ではできない調理にも対応できます。

わが家では、みじん切り・おろしは山本電気、ポタージュなど温かい料理や千切りにはブラウンと使い分けています。

「洗うものをできるだけ少なくしたい」のか、「多少パーツが増えても1台でいろいろな調理をしたい」のかで選ぶとよいでしょう。

ほかにもある!洗いやすさで選びたいフードプロセッサー4選

ここからは、メーカー公式の仕様をもとに、洗いやすさやお手入れのしやすさに注目して選んだ商品を紹介します。

Panasonic MK-K82|食洗機で洗いたい人に

手洗いするパーツをできるだけ減らしたいなら、「Panasonic MK-K82」は有力な候補です。

本体と付属のへら付きブラシを除き、容器やカッターなどが食洗機に対応しています。

機能も充実していて、刻む・すりつぶす・混ぜるだけでなく、おろし・鬼おろし・スライス・千切りにも対応しています。

容器はガラス製です。

山本電気のような手洗いしやすいシンプルさとは方向性が異なりますが、「そもそも手洗いを減らしたい」という人なら比較したいモデルです。

レコルト カプセルカッター ボンヌ|少量調理・コンパクトさ重視

「大きなフードプロセッサーまでは必要ない」という人なら、レコルトの「カプセルカッター ボンヌ」も候補です。

容量500ml、重量約1.1kgとコンパクトながら、刻む・混ぜる・練る・潰す・砕く・おろす・泡立てるの1台7役に対応しています。

刻むだけでなく、大根おろしやメレンゲ作りにも使えます。

少量の食材を調理することが多く、大型のフードプロセッサーを置きたくない人に向いています。

ラッセルホブス 4ブレードミニチョッパー|におい・油汚れが気になる人に

ラッセルホブスの「4ブレードミニチョッパー」は、500mlのガラスボウルを採用したコンパクトなモデルです。

ガラスボウルは傷やにおいがつきにくく、油汚れを落としやすいのが特徴です。

肉や魚をミンチにしたあとの油のヌメリも洗い落としやすいため、におい移りや油汚れが気になる人に魅力的なポイントです。

機能は、ミンチ・ペースト・すり身・刻む・混ぜるの5種類。付属のクリームディスクに交換すれば、生クリームのホイップにも使えます。

一方、食洗機・食器乾燥機には対応していません。

手洗いすることを前提に、ガラスボウルの扱いやすさや、みじん切りを中心としたシンプルな使い方を重視する人に向いています。

クイジナート DLC-192J|一度にたくさん調理したい人に

少量調理ではなく、家族分などをまとめて下ごしらえしたいならクイジナート「DLC-192J」。

3〜4人分向けのモデルで、玉ねぎのみじん切りなら最大400g、肉のミンチも400gまで一度に調理できます。

切る・刻む、こねる・混ぜる、薄切り、細切り、おろしなどにも対応しています。

本体重量は約5.1kgあるため、コンパクトさを優先する人向けではありません。

一度にたくさんの食材を下ごしらえしたい人の比較候補です。

洗いやすいフードプロセッサーの選び方

フードプロセッサーは性能だけでなく、使ったあとの片付けまで考えて選ぶことが大切です。

パーツが少なく構造がシンプルか

まず確認したいのが、普段の調理で使うパーツの数です。

容器と刃など、少ないパーツで使えるモデルなら洗い物も増えにくくなります。

また、パーツ数は洗浄だけでなく、組み立てや収納のしやすさにも関わります。

自分がよく使う機能では何個のパーツが必要なのかを確認してみましょう。

食洗機に対応しているパーツを確認する

自宅に食洗機があるなら、食洗機対応モデルを選ぶのもひとつの方法です。

ただし「食洗機対応」と書かれていても、すべての部品を入れられるとは限りません。

容器、蓋、カッター、アタッチメントなど、普段洗うことになるパーツがどこまで対応しているのか確認しておきましょう。

刃以外の洗いやすさもチェック

フードプロセッサーで洗うのが面倒なのは、刃だけとは限りません。

溝のある蓋や凹凸の多いアタッチメントは、食材が入り込むと洗うのに時間がかかることがあります。

容器の素材もチェックしたいポイント。においや油汚れが気になるなら、ガラスボウルを採用したモデルも候補になります。

多機能すぎないものを選ぶのもひとつ

千切り、スライス、おろし、泡立てなど、できることが多いフードプロセッサーは便利です。

一方、機能が増えればアタッチメントも増えます。

必要以上に多機能なものを選ぶのではなく、自分が実際に使いそうな機能が揃っているかを基準にすると選びやすくなります。

容量は普段作る量に合わせる

少量のみじん切りが中心ならコンパクトモデルでも十分な場合があります。

反対に家族分をまとめて下ごしらえするなら、大容量モデルのほうが効率的です。

必要以上に大きなものを選ぶと収納スペースを取るだけでなく、大きな容器を毎回洗うことになります。

普段どのくらいの量を調理するのかを考えて選びましょう。

洗いやすいフードプロセッサーについてよくある質問

フードプロセッサーは食洗機で洗える?

商品によって異なります。

容器やカッターまで食洗機に対応しているモデルもあれば、一部のパーツだけ対応しているものもあります。

たとえばPanasonic MK-K82は、本体とへら付きブラシを除くパーツが食洗機対応です。

食洗機を使いたい場合は「食洗機対応」という表記だけでなく、どのパーツに対応しているかまで確認しましょう。

フードプロセッサーの刃はどうやって洗う?

商品ごとにメーカーが指定する方法で洗います。

食材が乾燥すると落としにくくなるため、基本的には使用後早めにお手入れするのがおすすめです。

刃は鋭いため、手で直接触れないよう注意し、付属ブラシなどメーカーが推奨する方法で洗いましょう。

フードプロセッサーとハンドブレンダーはどっちが洗いやすい?

商品や使い方によるため、一概にはいえません。

筆者が使っている2台では、みじん切りなどフードプロセッサーとして使うなら山本電気、ブレンダー部分ならブラウンをお手入れしやすいと感じています。

洗いやすさだけでなく、みじん切りをしたいのか、スープを撹拌したいのかなど用途から選ぶことも大切です。

温かいスープにフードプロセッサーは使える?

商品によって異なりますが、容器が耐熱だからといって、温かい食材を入れて運転できるとは限りません。

メーカーが指定した温度を超える材料を入れて運転すると、食材がふき出すなど危険な場合があります。

ポタージュなど温かい料理を頻繁に作るなら、鍋の中で使えるハンドブレンダーを選ぶ方法もあります。

筆者も温かいスープには山本電気ではなくブラウンを使っています。

まとめ|洗いやすさだけでなく普段使う機能で選ぼう

フードプロセッサーは便利ですが、洗うのが面倒だと出番が減ってしまいます。

実際に長く使ってきて感じるのは、機能の多さだけでなく、普段使うときのパーツ数や片付けやすさも大切だということです。

今回紹介した商品のなかなら、

  • 手洗いしやすいシンプルさを重視 → 山本電気
  • 食洗機を活用したい → Panasonic MK-K82
  • 温かいスープや千切りにも使いたい → ブラウン マルチクイック7
  • 少量調理・コンパクトさを重視 → レコルト
  • におい・油汚れが気になる → ラッセルホブス
  • 一度にたくさん調理したい → クイジナート

を目安にすると選びやすいでしょう。

わが家では山本電気とブラウンを使い分けていますが、どちらかがすべての人に向いているわけではありません。

「何を作ることが多いか」「どのくらいの量を作るか」「手洗いと食洗機のどちらを使いたいか」まで考えて、自分に合ったフードプロセッサーを選んでみてください。

yokamono

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